翻訳、直訳、意訳
今日は今日とて、11時におきた。
オフとは言え、これはよくない。
僕の傾向からすると、朝9時より遅くおきると、一日を損した気分になってダウナー気味になる。
明日は、きっと7時に起きよう。
で、今日はお昼ごろお風呂で、こんな本を読んでいた。
中原道喜 『誤訳の構造』
- 作者: 中原道喜
- 出版社/メーカー: 聖文新社
- 発売日: 2003/04/01
- メディア: 単行本
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本書が面白いのは、「誤訳」に対する冷たい視線。
というのは、「誤訳するなんてバカじゃん???」ではなく、
「冷静な視線」である。
人間だもの。誤訳はするさ。これが第一。
でももっと重要なのは
「悪訳」と「誤訳」は別である!というテーゼ。
しばしば私が目撃し、苦々しい思いをする風潮。
それは、自分がその日本語を読んで、すっきりと頭に入らないから、とその「訳」を非難することです。
まあ、翻訳論はまた今度書こう。
書くネタがなくなったら書くつもりで暖めています。
とりあえず本書で紹介されている誤訳は、はっきり言って、ある意味では「大学受験レベル」の誤りがほとんど。
立派な翻訳者たちの手なのに???
よくあるよくある。
つまりだ。人には思い込みもあるし、自分がその文を理解している、と思えば思うほど、ついつい勝手な願望を読み込んでしまう。
だから、翻訳には常に誤訳がつきまとう。
で、この本から私が受けた、もっとも大きな教訓。
「ちゃんと辞書引こう〜〜〜」でした。
また読み終わったらちゃんと書こうかと思います。